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第12話 ベトナム タイでの難行、苦行

世界の工場と言われ、

各日本メーカーがこぞって中国へ工場を作り、安い労働力で製品を作り世界中で売りさばくという構図が、労賃の値上がりで壊れつつあり、

 

今度は、東南アジア特にタイ、ベトナムが工場立地の中心になり始める頃、タイ、バンコクのお客さん周りと、ベトナム工場へ出張に行く事になりました。

 

ベトナム、ハノイの工業団地へ、そこには多くの日本企業が入居しており、さながら近代的な一大工場団地でした。

 

工場の中は、かなり余裕があり、さすがにベトナムだけあって外は、非常に蒸し暑いが、エアコンがすべて稼動してどうにか過ごせる暑さになっている、このエアコンが工場内24時間稼働していて、工場が稼働していない夜間もエアコンだけは作動させている。

工場長に聞くと最初は一度、夜間には止めたそうですが、その翌朝、出勤してみると、床が一面水浸しになってしまった。原因は湿気です。エアコンを少しでも止めれば、一晩で水浸しになるほど湿気が多く、暑さ対策というより、湿気対策のためにエアコンは必要不可欠というわけです。

 

さてベトナム、ハノイ市内は、交通手段としてバイクが多く、とにかく溢れるばかりのバイクが通勤時間帯に道路を占有し、2人3人が同じバイクに乗っていることも多々あり、その多さに目を奪われます。

 

そうそう、ベトナムの通貨は、「ドン」です。さてここで問題です。10万ドンをお釣りでもらいましたが、これはいくらでしょう?正解は、正解は500円です。もう笑うしかないですね。紙幣には100,000と印刷があるのですがこれがたったの500円とは。

昔のイタリアの貨幣「リラ」もそうでしたね。現地の人は、常に000を消して読むんだそうです。

つまり10万ドンならば、単位は100になり通常の通貨価値に近くなるので、店の値段表も000が略されている場合が多いですね。

 

ハノイからタイ バンコクへ移動、タイのビジネスは、特に電力、通信などの公共的な事業体、企業との会合には、事前に「会議への招待状」が必要で正式な書類が作成され、事前にそれを送ってもらって、会合に出席するわけです。

 

その日も前回導入した機材がうまく動作せず、その原因報告と今後の修正事項について報告。タイの技術者が20人ぐらい出席して報告するも、技術者からはほとんど質問はなく、上位職位の主責任者が2~3の質疑をしたのみでちょっと拍子抜けでした。

 

どうもタイの会社は上位職位の人がいるとあまり意見が出せないようで、その点、職位の権限が大きいようですが。まあ結果オーライと言うことで。しかし現場(変電所)へ出向き、機材の調整時は、とても暑く、大変だったのを覚えています。

 

タイの人の名刺ですが、

タイ語は難しくて読めません。。。

バンコク市内は、結構日本レストランが多く食事には困りません、また東京ドームの半分くらいの敷地がある大規模な海鮮レストランがあり、ありとあらゆる?魚貝類があり、いわゆる市場のように魚介類が氷の上に置いてあり、好きなものをとって、レジへ行き会計を済ますと、それらを好きな方法で調理してくれ、ビールと一緒に食べるという、これがまたうまいですね。。。

 

バンコク市内には、BTSという高架鉄道(モノレールではなく高架を走る列車)があり、かなり便利に市内を行き来できます。

 

そうそうバンコクでの会議には黄色いネクタイをしていきました。どうもタイの公式行事には黄色のネクタイを好んでつけるという話があり、黄色のドハデなネクタイをしていきましたが、現地の人は殆どネクタイはしていませんでしたね。暑いですから。。。

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