知られざる 電子技術者の抱腹絶倒、驚異の物語
3Dコンテンツを表示しています。
暫くお待ち下さい。
2回目からは早く表示されます。
e-mail
サイト管理者への
連絡、意見はここから
←抱腹絶倒 体験記
←膨大な写真で見せる海外旅行記
読むのに疲れたら写真で癒やされて
Partial in English →
このHPを見るにはブラウザ CROME がお薦めです。
ローレンス・リバモア国立研究所
米国カルフォルニアのサンノゼの北に ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory:LLNL)
という研究所があります。(Google Mapで ローレンス・リバモア と入力すると研究所敷地が出てきます)
ここは、広島へ投下した原爆を研究開発した、いわゆる米国の最先端,国立軍事研究所です。
今でも軍事用を主とした米国で最先端の技術科学研究所ですが、ここへ6~7年前に技術共同開発のために訪問したことがあり、その時の印象が強烈でした。なんで米国の 軍事開発研究所と共同開発? という突っ込みがあるのはさておいて
先日、ジョニー・デップ主演のハリウッド映画「トランセンデンスTRANSCENDENCE」を見たら、このローレンス・リバモア研究所が舞台の一つとなっており、この映画は、AIが自我を持ったらどうなるかというよくあるSFで、映画自体は、まあたいして面白くなかったのですが、前述のごとく、自分が訪問したことがある最先端研究所という事もあり、懐かしく思いました。
それも原爆を開発したという事もあり、ここへ行くときは若干緊張でした。
米国の国立軍事研究所という事もあり、そのセキュリティー管理の厳しさは、想像を超えるものでした。
まず、事前に自分のパスポートの記載事項 パスポート番号と名前、生年月日それに写真を添えて、メールであらかじめ申請しておきます。
打ち合わせ当日、門のセキュリティーゲートへ行くと、カメラはもちろんの事、PC,携帯電話、そのほかの電子記録できる機材は、すべてセキュリティーゲートで没収(?)され、帰る時までそこで管理されます。そのうえ、パスポートまで預けなければなりません。したがって、このゲートを通らないとパスポートを返却してもらえず帰国はできないという事になります。
そのゲートで顔写真を撮られ,その顔写真付きのパスカードを作成,そのカードを胸に掲げてやっと入門という事になります。
結果的に研究所内へは、紙と鉛筆しか持ち込みは許されないということで、それも警備員がカバンの中身をすべて、綿密に見て調査します。 そのセキュリティーの厳しさを体験しただけで、ちょっと怖いものがあることを感じましたが、まあ国立軍事研究所ですから。
研究所自体は,広大な敷地のあちこちに大きい建物があり,それぞれが国の管理のもと最先端の研究,特にレーザー,核融合などのエネルギー関連の研究をしているという事でした。
また,大学も産学共同でこの研究所の中で研究をしており,私が会った2名も カルフォルニア大学の教授でありながら,この研究所の所員でもあるという人でした。
我々に応対した上記 研究員自体は、まあフランクな人で、技術意見交換をして、まあ無事?帰ることはできましたが。。。。
しかしこういう国立の軍事施設は、日本には無いもので、やはり米国ならではで、ここでは、現在では、あらゆるエネルギーに関する最先端研究をやっているらしいですが。
セキュリティーの厳しさと言えば、各自動車メーカも最近厳しいものがありますが、
そんな中でも特に最先端のセキュリティーを実現しているのが韓国の現代自動車でした。
ここへ技術打ち合わせのために入った時には、もちろんカメラやカメラ付携帯電話は、セキュリティーゲートで一時保管されるのですが、
私は、自分がカメラ付携帯を2台持っているのを忘れて、1台だけ預けて、もう一つのカメラ付携帯を持ち込んでしまったことがわかり、帰る時に、その携帯について、カメラの撮影画像が入っているところをセキュリティーの人がチェックしました、
その時
私が撮影したものでない現代自動車のマークが入った会社のロゴらしき複雑な模様が入った写真が2枚入っており、これは知らないと私が言ったら、セキュリティーの人が言うには、カメラを持ってセキュリティーを通過するとこういう画像が自動で強制的に入り、どの時点でセキュリティーを通過したかがわかるようになっている。
との事で、通過した時に不特定のカメラ付携帯に自動で強制的に画像を送り、その人がいつの時点から携帯を持ち込み撮影したかがわかるようになっている と言われ、その時点から以降には、画像はなかったので、結局、私は現代自動車内では、撮影していないという証明になり、無罪放免になりました。
そんなことができるんだとしきりに感心して、セキュリティー対策は、知らないところで、開発されていることを思い知りました。
しかしどうやって、画像を強制的に送り込んでいるのかがいまだによくわかりません。
世界のセキュリティー事情は、まだまだこんなものではないかもしれません。